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スワップが付かない通貨ペアがある理由をやさしく解説

スワップが付かない通貨ペアの仕組みを示す為替レートチャート

📢 本記事はアフィリエイト広告を含みます。紹介する業者は編集部が実際に調査した情報に基づいています。

「スワップポイントを狙って取引しているのに、この通貨ペアはなぜかスワップが0円……」そんな経験をしたことはありませんか?FXではすべての通貨ペアにスワップポイントが発生するわけではありません。これは多くの初心者が見落としがちな「意外と知られていない仕様」です。

私はスワップ運用を始めた初期、理由も分からないまま「スワップ0円」の通貨ペアを保有し続けたことがあります。その経験から、この仕組みをきちんと理解することがいかに大切か、身をもって感じています。この記事では、スワップが付かない通貨ペアが存在する理由を、仕組みの根本からやさしく解説していきます。

目次

そもそもスワップポイントはどうやって生まれるの?

スワップポイントとは、2つの通貨の金利差から生まれる受け取り(または支払い)のことです。FXでは必ず「ある通貨を買い、別の通貨を売る」という形で取引します。このとき、買った通貨の金利が高ければ金利差を「受け取り」、低ければ「支払い」が発生します。

たとえばこんなイメージで考えてみてください。

  • 🇺🇸 米ドルの政策金利:高い
  • 🇯🇵 日本円の政策金利:低い
  • → ドル円を「買う(ドルを持つ)」と、金利差分のスワップを毎日受け取れる

つまりスワップポイントの源泉は「2通貨間の政策金利の差」です。この差が大きいほどスワップも大きくなります。政策金利とスワップポイントの関係を詳しく知りたい方は、別記事も参考にしてみてください。

金利差がゼロに近いとスワップはほぼ消える

2国間の政策金利がほぼ同じ水準であれば、金利差はほぼゼロとなり、スワップポイントも発生しません。これがスワップが「付かない」または「極めて小さい」通貨ペアが生まれる最大の理由です。

例として、ユーロとスイスフランを考えてみましょう。ユーロ圏とスイスの政策金利が近い水準にある時期には、ユーロ/スイスフランのスワップはほぼゼロになります。これは制度上の欠陥ではなく、金利差という自然な仕組みの結果です。

スワップが付かない・極めて小さい通貨ペアの具体例

実際にどんな通貨ペアでスワップが小さくなりやすいのか、パターンごとに見ていきましょう。

①先進国同士の通貨ペア(金利水準が近い)

欧州主要国の通貨同士など、同じ経済圏・近い金利水準の国同士の組み合わせはスワップが小さくなりやすいです。

  • EUR/CHF(ユーロ/スイスフラン)
  • EUR/GBP(ユーロ/英ポンド)
  • AUD/NZD(豪ドル/ニュージーランドドル)

これらは「どちらの金利も似たり寄ったり」な時期が多く、スワップポイントが数円〜ゼロになることも珍しくありません。

②低金利国同士の通貨ペア

日本円・ユーロ・スイスフランなどはもともと政策金利が低めに推移してきた歴史があります。低金利通貨同士を組み合わせると、差がほぼ出ないためスワップがゼロまたはマイナスになりやすいです。

マイナススワップ(支払いが発生する仕組み)については別記事で詳しく解説しています。スワップが発生しないケースと「支払いが発生するケース」は別の話なので、あわせて確認しておくことをおすすめします。

③業者が意図的にスワップを設定しないケース

FX業者によっては、特定の通貨ペアのスワップをあえてゼロに設定しているケースがあります。これは主に以下の理由によります。

  • 流動性(取引量)が低い通貨ペアで、カバー取引コストが大きい
  • イスラム教の「リバ(利息)禁止」に対応したイスラム口座として設計されている
  • 業者側のリスク管理上、スワップを設定しない方が都合がよいケース

つまり業者によってスワップ額が違う理由には、こうした設計上の事情も含まれています。同じ通貨ペアでも業者ごとにスワップが異なるのはこのためです。

ここまで読んで「スワップの仕組みをもっと実際の取引で確認したい」と感じた方は、口座を開設して実際のスワップポイント表を確認してみるのが一番の近道です。

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口座を持っておけば、実際のスワップカレンダーや各通貨ペアのリアルタイムなスワップポイントをいつでも確認できます。知識を実感に変えるには、実際の画面を見るのが最も効果的です。

国内FXと海外FXでスワップの扱いはどう違う?

スワップが付かない通貨ペアの話をする上で、国内FXと海外FXの違いも押さえておく必要があります。

比較項目 国内FX 海外FX
規制・監督 金融庁登録・国内法規制あり 海外ライセンス(国によって異なる)
レバレッジ上限 最大25倍(2026年8月時点) 業者によって異なる(高レバレッジ可)
スワップの透明性 金融庁の規制下で比較的開示が明確 業者によってスワップ表記にばらつきあり
スワップゼロ通貨ペア 流動性が低い通貨ペアで発生しやすい イスラム口座など特殊口座タイプで意図的にゼロ設定の場合あり
税制 申告分離課税(一律約20.315%) 総合課税(雑所得として累進課税)
出金リスク 相対的に低い 業者によっては出金トラブルの事例あり

※上記は2026年8月時点の一般的な情報です。税制・レバレッジ規制・各社サービス内容は変更される場合があります。最新情報は金融庁・国税庁・各社公式サイトでご確認ください。

スワップが付かない通貨ペアの有無・条件は業者ごとに異なるため、口座開設前に各社のスワップポイント表を必ず確認することが重要です。特に海外FX業者の場合、表記方法や計算基準が国内業者と異なる場合があるため、注意が必要です。

国内・海外の違いを踏まえて、実際にスワップポイント表を比較してみると、通貨ペアごとの差異がより鮮明になります。スワップ運用を本気で考えるなら、複数業者のスワップ水準を横並びで確認できる環境を整えておくと判断がしやすくなります。

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スワップポイントの水準は業者・時期によって変動します。定期的にスワップカレンダーを確認する習慣をつけておくと、運用戦略の見直しに役立ちます。

スワップ運用における注意点とリスク

スワップポイントは魅力的な収入源になり得ますが、FX取引には元本損失のリスクがあります。スワップが付かない通貨ペアだけでなく、スワップ運用全体のリスクをしっかり理解した上で取り組むことが大切です。

為替差損がスワップ収入を上回るリスク

毎日スワップポイントを受け取っていても、為替が大きく動けば含み損がスワップ収益を超えてしまうことがあります。これはスワップ運用で最も多く見られる失敗パターンです。

スワップポイントと為替差益の違いを正しく理解し、どちらのリスクも視野に入れた計画が必要です。「スワップをもらい続けているから大丈夫」という考えは危険です。

スワップポイントは変動する

スワップポイントは固定ではありません。各国の政策金利が変わるたびにスワップ額も変動します。今日スワップが高い通貨ペアでも、中央銀行が利下げすれば翌週にはスワップが大幅に減少する可能性があります。

スワップ運用の歴史を振り返っても、かつて高スワップだった通貨ペアが利下げによってスワップゼロに近づいた事例は多くあります。「現在のスワップが永続する」という前提で計画を立てるのは避けましょう。

レバレッジによる損失拡大リスク

FXはレバレッジ取引です。国内FXでは最大25倍、海外FXではさらに高いレバレッジが使えます。レバレッジを高くするほど、少ない為替変動でも大きな損失が発生する可能性があります。スワップ運用では長期保有が基本ですが、長期間ポジションを持つほど為替変動リスクにさらされる時間も長くなります。

スワップ運用に向いている人・向いていない人の特徴を確認し、自分のリスク許容度と照らし合わせてみてください。

ロールオーバーとスワップ発生タイミングの落とし穴

ロールオーバー(日をまたぐタイミング)でスワップが確定しますが、水曜日のロールオーバーでは3日分のスワップが一度に発生することも覚えておきましょう。水曜日のスワップが3倍になる理由は、決済日の繰り越しルールによるものです。マイナススワップの通貨ペアを保有している場合は、水曜日に3日分の支払いが発生する点に注意が必要です。

スワップが付かない通貨ペアを見分ける実践的な方法

スワップが付かない通貨ペアを事前に見分けるには、いくつかの実践的なチェック方法があります。

①FX業者のスワップポイント一覧表を確認する

各FX業者の公式サイトには「スワップポイント一覧」が掲載されており、ここで0円または極めて小さい数値の通貨ペアを確認できます。通貨ペアを選ぶ前に必ず一覧表を見る習慣をつけましょう。

②各国の政策金利を把握する

日本銀行・米連邦準備制度(FRB)・欧州中央銀行(ECB)などが発表する政策金利は、各中央銀行の公式サイトや金融情報サービスで確認できます。2国間の政策金利差が1%未満の通貨ペアは、スワップがほぼゼロになる可能性が高いと考えておくとよいでしょう。

高金利通貨とスワップの関係を理解しておくと、スワップが期待できる通貨ペアを自分で判断できるようになります。

③受け取りスワップと支払いスワップを混同しない

受け取りスワップと支払いスワップの違いを正しく理解した上で、スワップが「ゼロ」なのか「マイナス(支払い)」なのかを明確に区別しましょう。「スワップが付かない」と「スワップを支払う」は別物であり、混同すると運用コストの計算が狂います。

よくある質問

Q: スワップポイントが0円の通貨ペアはなぜ取引される?

A: スワップポイント狙い以外の目的——為替差益(レート変動による利益)を狙うトレードや、ヘッジ目的、分散投資の一環として取引されることがあります。スワップがゼロでも、通貨の値動きそのものを利益機会と見るトレーダーには需要があります。

Q: スワップが付かない通貨ペアを保有し続けても問題ない?

A: スワップがゼロであれば、スワップの受け取りも支払いも発生しません。ただしスプレッド(売値と買値の差)というコストは保有開始時に発生しており、長期保有でも為替差損が生じるリスクはあります。スワップゼロ=コストゼロではない点に注意してください。

Q: 「イスラム口座」とは何ですか?なぜスワップがゼロになるの?

A: イスラム教では「リバ(利息・金利の授受)」が禁じられています。そのため、イスラム教の信者向けにスワップポイントの受け取り・支払いを一切なくした「スワップフリー口座(イスラム口座)」を提供するFX業者があります。その代わり、スプレッドや手数料で収益構造を調整しているケースが一般的です。

Q: 国内FXと海外FXでスワップが付かない通貨ペアに違いはある?

A: 同じ通貨ペアでもスワップ額・スワップがゼロになる条件は業者ごとに異なります。一般的に国内FXは金融庁の監督下で情報開示が明確な傾向があります。海外FXはスプレッドやスワップの設定が業者ごとに大きく異なり、スワップフリー口座の提供有無も様々です。必ず各社の公式サイトで最新のスワップポイント表をご確認ください。

Q: スワップが付く通貨ペアを選べばスワップ運用は安全?

A: スワップが付く通貨ペアを選んでも、為替変動リスクはなくなりません。FXには元本損失のリスクがあり、スワップポイントを受け取り続けていても為替差損がそれを上回る場合があります。スワップ額だけで通貨ペアを選ばず、リスク管理を含めた総合的な判断が大切です。スワップ狙いのトレードスタイルについても参考にしてみてください。

まとめ:スワップが付かない仕組みを知ることが運用の第一歩

スワップが付かない通貨ペアが存在する理由は、主に「2国間の政策金利差がほぼゼロであること」そして「業者の設定・口座タイプによる意図的なゼロ設定」の2つに集約されます。この仕組みを知らずに通貨ペアを選ぶと、スワップ収入を期待していたのに何も受け取れない……という状況が生まれます。

スワップ運用を本気で取り組むなら、スワップポイントの税金・確定申告の基礎知識や、スワップだけで生活することの現実についても合わせて理解を深めることをおすすめします。また、なぜ今スワップ運用が注目されているのかという背景を知ることも、長期的な視点を持つ上で役立つでしょう。

「スワップが付くかどうか」を事前にチェックする習慣を持つだけで、運用の質は大きく変わります。知識を武器にして、より賢いスワップ運用を実現してください。

FXなど外国為替証拠金取引は、預けた証拠金を上回る損失が発生するおそれのあるハイリスクな金融商品です。本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の取引・投資行動を勧誘または利益を保証するものではありません。取引の最終判断はご自身の責任で行ってください。

※本記事の情報は2026年8月時点のものです。税制・規制・各社のサービス内容は変更される場合があります。最新情報は金融庁・国税庁・各FX会社の公式サイトでご確認ください。

に

✅ 編集長監修

にゃもりん

スワップ運用歴13年。高金利通貨を中心とした長期保有スタイルで運用を続けており、リスクを正直に伝えたうえでの実践的な情報発信を心がけている。

編

✏️ 担当ライター

編集部

スワップポイントの基礎解説を専門に執筆している編集チーム。

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